リフォーム事例3
禁断の愛
彼と会ったのは仕事のコンパだった。
向こうから声をかけてきて、いい雰囲気になったから、メアドを教えた。
それから週末には会うようになって、男女の関係になった。
付き合っている、私はそう思っていた。
そんなとき、付き合って1か月もしたころ、彼が突然言ったのだ。
「自分には結婚する予定の彼女がいるのだ」と。
私は驚いて、問い詰めると、その彼女とはもう4年もつきあっているという。
じゃあ別れてよ、私は言ったが、彼は「それも難しい」と難色を示した。
そんな衝撃をひきずったまま、それでももう彼が好きで、関係を続けた。
しばらくしたころ、同じ職場の友人から、彼が彼女にプロポーズし、婚約したと聞かされた。
彼に問い詰めた。そして言った。
「私を選んで」と。
それはできない、彼は言った。それでよければ付き合おうと。愛していると。
そんなの欺瞞だ。勝手すぎる。わかっていた。
それでも別れられなかった。
略奪愛
私は精神を病んだ。
ありえない苦しみから逃れられなかった。
病院にもいったが、薬はすぐに飲むのをやめてしまった。
私は多くを求めず、彼と付き合っていた。
私が好きだから、もうなにかを求めるのはやめよう。
私の病気を知った彼が、ある日言った。
「自分のせいで病気になるくらい自分を好きでいてくれてありがとう。彼女とは別れる」。
何が起こったのかわからなかった。
彼は彼女との婚約を解消した。
「ちゃんとやりなおそう。はじめから」
私は笑顔でうなずいた。